春夏秋冬ALLライク日記

秀月の雛人形 について、関連情報やニュースを紹介しています。

過去にさかのぼると、変わり雛を見ているだけでその年の世相が何となく見えてきます。女の子の無事な成長を祝う大切な日本の伝統行事です。平安時代に起原を持ち、高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が、庶民の間にも定着して行ったお祝いです。お盆になると京都の山に「大」の文字が光るイベントのことを全国的には「大文字焼き」と呼ぶのに対して京都では「五山の送り火」と呼ぶのに良く似ています。お店で見るときよりも実際に家で飾ってみるととても大きなものです。まずは東日本から。

江戸時代になると女の子の人形遊びと節句の儀式が結びつき、それが全国に広まりました。例えばパッチワークで作ったひな人形や、彫刻で作ったものなど、形にとらわれない独創的なひな人形がたくさんあります。これをお読みになって、よく見かけるひな人形の配列を思い浮かべてください。もちろん本物のひな人形を流していたら大変なことになりますので、折り紙で作った紙製のひな人形です。もしかするとひな人形が売れなくて困ったお店が言いふらした迷信なのかも知れませんね。「仕舞い遅れるとお嫁に行き遅れる｣と言い、これは･･片づけの出来ない娘はいいお嫁さんになれないよ･･という意味で、年長者からの惑めの気持ちがこめられています。

実際の子供たちです。そんな鴻巣市の名前を全国的に知らしめているのがここで行われる「鴻巣びっくりひな祭り」です。一口メモ・屏風次第で、雛人形は良くも悪くも見えます、最近は絵入りで色付のものが多く、雛人形との組み合わせ次第で売れ行きが随分と違います。お殿様とお姫様だけのセットを「親王飾り」または「平飾り」と言います。2006年の変わり雛、第1位は「悠仁さま　ご誕生雛」。ちらし寿司も用意すれば十分ですね。

衣裳着人形の場合は差し込むだけで簡単に取り外しできるために顔は簡単に交換可能です。中国古代に於いては、上巳の節句には河で禊ぎを行い、汚れを落とし、その後に宴を張る習慣がありました。さらにはもっと飛躍した意見もあります。さて、当時から人形には単なる飾り物という意外に、もうひとつの意味がありました。このどちらなのかが判然としないために解釈が分かれているそうです。ひな祭り、つまり桃の節句は女の子のお祭りです。