春夏秋冬ALLライク日記

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奈良〜平安時代に日本の貴族階級に取り入れられたのが、日本での桃の節句のスタートといわれます。甘酒というのはその名の通り少ないながらもアルコールを含有している立派なお酒です。特にお雛さまは、赤ちゃんにとって災厄を代わりに引き受けると考えられている守り神のようなものですから、親としてお祝いしてあげて欲しいものです。これは非常に有名なものなのでお聞きになったことがある方も多いでしょう。ひな祭りとなると、もうひとつのお楽しみは何といってもご馳走です。夫婦びな、三人官女、五人囃子、左大臣・右大臣、仕丁と橘と桜、お道具、乗り物と揃った７段飾りが立派ですが、各家庭の事情に合わせて、三段飾りや親王だけでも良く、ガラスセットも良いですね。

東日本のところでお話しましたように、ビッグひな祭りというイベントが千葉県の勝浦市と徳島県の勝浦町にあります。つまり、雛人形が身代わりになってくれてその子供に災いがふりかかりませんように、結婚など人生の幸福が得られますように、という家族の温かい思いが込められているのです。おいしい手作り料理でお祝いしてあげたいものですね。桃の木には邪気を祓う力があるとされており、この時期に咲く花であることからひな祭りに飾られるようになりました。現在の雛人形はこれより少し大きいですが、当時のように1メートル以上もあるようなものはありませんね。ちらし寿司の中に果物を入れたものなど、デザート感覚で食べられるちらし寿司なんていうものもあります。

着物を着替えて今日は私も晴れ姿、というくだりがあるのですがこれはいったい誰なのかという話があります。特に大型のものは目立つため規制の対象となり、作られることはなくなりました。健やかに成長するように、家族で祝ってあげましょう。菱餅というと何のことか分からない人も多いそうなので念のために説明しますと平行四辺形（？）に切られた板状のお餅を三色積み上げて飾るアレです。七段飾りは相当場所を取ります。そんなタイトルの話はさて置き、この歌は4番まであります。

群馬県渋川市に伊香保温泉があります。最近は親王二人では寂しい、華やかさがない、かと言って七段十五人飾りは、場所も取るし、飾るのもしまうのも大変、というわけで三人官女をつけた五人飾りが人気です。３つの色は、「一番上が紅色で“桃”、真ん中の白は“雪”、下の緑は“草”のことだよ」なんて話しながら作ったら、子供の中に季節感が育まれるかもしれません。また、子供が喜ぶ要素は味や食材だけではありません。ひな人形が身にまとっている十二単は着付けをする段階から公開されるので、十二単に興味がある人にとっては大変有意義な趣向です。そんな鴻巣市の名前を全国的に知らしめているのがここで行われる「鴻巣びっくりひな祭り」です。