2014年06月15日 19:35
秀月の雛人形 については、はっきりしないところが、けっこうたくさんあるようです。
着物を着替えて今日は私も晴れ姿、というくだりがあるのですがこれはいったい誰なのかという話があります。このようなときには、一人目には衣装着のお雛様だったら、二人目には木目込みのお雛様にするとか、一人目が5人飾りだったら、二人目は親王飾りにするとか、工夫をすればいいのです。「美しい国へ 安部総理たびたち雛」なんていう変わり雛もあります。全国各地にあるユニークなひな祭りについて、すでに東日本について別の項でお話しました。問題は次の4番で、ここでまた解釈が分かれる部分があります。お殿様とお姫様だけのセットを「親王飾り」または「平飾り」と言います。
ひな祭りには人形を飾る、ということの他にも様々な風習があります。おうちにひな人形を飾って、素敵なパーティーを楽しんでくださいね。ですがこれはあくまでも西洋式だとして、伝統を重んじる京都では今でも向かって右に男雛を置く風習が残っています。時期的には昭和初期の頃から言われ始めたそうですが、そこには年長者からの戒めとして「片づけがキチンと出来ない娘はいい嫁さんにはなれない」という意味が込められています。「仕舞い遅れるとお嫁に行き遅れる」と言い、これは・・片づけの出来ない娘はいいお嫁さんになれないよ・・という意味で、年長者からの惑めの気持ちがこめられています。縁起のいい食材とはどんなもので、どんな意味があるのでしょうか。
さて、ひな祭りの歌と言えば一番有名なのが「明かりを付けましょぼんぼりに…」という歌いだしのあの曲です。一番高いところに座っているので、一番身分の高い人に見えますが…。そして、ひな祭りといえば菱餅。江戸時代に入って、きちんと台を付けたり段を組んだりして、立派な飾り付けをするようになり、豪華な衣装の座り雛が登場してきます。それでは男の子のお祭りというと端午の節句です。このハマグリには女の子独特の意味があり、美徳や貞節を表しているそうです。
祝日というのは国家がお祝いをするために国民を休日にしようとするものです。天皇・皇后のうち身分の高いのは男性である天皇ということになりますから、男雛は向かって天皇から見た左側、つまり向かって右側に置かれることになります。以下の家来たちも同様で、天皇から見て左、つまり人形を見る人から見ると向かって右に座っている人が同じ高さであってもランクの高い人ということになります。さてこのひな人形ですが、由来については別の項ですでにお話しましたが、今度はその中身についてお話したいと思います。最近は親王二人では寂しい、華やかさがない、かと言って七段十五人飾りは、場所も取るし、飾るのもしまうのも大変、というわけで三人官女をつけた五人飾りが人気です。あられの原料はお餅です。